レリーフの基本
今回はかなり薄いもので
表現しましたので、ちょっと
球体には見えないかもしれません
玉 球体を彫ってみましょう。
球体のデッサンは非常に簡単です。
どこから見ても丸です。
コンパスを使い丸を書きました。
印刀を使い縦に切れ目を入れます。
今回は周りを引き下げました。
周りを引き下げなくても球体を彫ることは
出来ます。
先ほどの縦の切れ目に向かい丸鑿で
掘り下げます。
さらに縦の切れ目を入れて深くします。
この作業を繰り返すことにより
どんどん深くすることが出来ます。
出来るだけ深い方が球を
表現しやすいです。
深さは同じでも円を小さくする事も
表現を楽にします。
下に書いた図は断面図の彫り方です。
球体は外側の回り込むような所が
特徴です。
中心部は平らより少し丸みが帯びてる
程度で縁を強く丸めます。
角の面を取りました。
この時取りすぎないように気をつけてください。
表面の緩いアールを付けてる所です。
ほんの少し削るようにしてください。
軽く丸めた所です。
緩く丸めた面から、角で直角になるように
だんだん強く丸めていきます。
平らな面からだんだん強い丸めに
なっていることがわかりますか?
さらに、印刀で回り込むように
内側に向けて彫り込みます。
丸鑿で、先ほどの切れ込みにあわせて
くずを取ります。
その後、全体を見て整えていきます。
斜めから見て大福餅のような形に
なっています。
周りの引き下げを変えてみました。
今回は、厚みが薄すぎたようです(^^ゞ
何となく球体に見えませんか?
円筒形を作るときの基礎になるので
端を強く丸める事だけ覚えてください。