《良い持ち方》
印刀の握り方です
材料の状態によりいろんな
持ち方がありますが、基本的に
安全を最優先にしてください。
上の持ち方とほとんど同じです
右手の中指・人差し指・親指で
印刀と右手の指を固定しています。
そこに左手の親指で移動する
ための力を入れています。
こちらも右手と印刀が一体化する
ように握り、左手の親指で動かして
います。
この場合は上の物よりさらに刃物と
一体化させて、移動は肩から肘の
力で安定した移動をしています。
私がよく使っている剣刃です
使い方は印刀と似ています。
ただ両方に刃があるので、親指の
押方に注意が必要です。
印刀の左右を持ちかえるより
仕事が速いので多用しています。
使い慣れないと難しい刃物です。
印刀とほとんど同じ使い方です。
丸刀の使い方
印刀と大きく違うところは、刃物の
進行方法です。
横ではなく正面に進みます。
平刀(写真は小道具の平です)
丸刀と同じです。
角を削る時は印刀と比べ
力の入る方向が大きく違います。
印刀より力が入りやすいです。
その反面印刀よりコントロールしにくい
点があります。
細い物も基本は一緒です。
《悪い持ち方(危険な持ち方)》
刃物の進行方向に
指が無いように作業して
ください。
写真では、親指が切れる
可能性があります。
ついついこの様に、材料の
角を押さえながら削りたく
なると思います。
力の入りやすい刃物の、
進行方向に指を置かないように
してください。
木目の都合でこのような力の
入れ方をしたくなる時があります
その際材料の持ち方を
変えるなどしてください。
彫刻刀の怪我で、この状態から
突き刺す事が、一番多いと
思います。
刃物の進行方向に指を
置かないでください
平ノミも同様に注意してください。
作業がなれるに従い、安全性より力の入れやすい楽な彫り方に
なってくると思いますが。
怪我する事が一番、痛く作業能率も悪いです。
安全を最優先に楽しく作業してください。
上の写真では一見右手の薬指が危険そうですが
刃物を持っている手と一緒なので、切る可能性は
少ないです。
もちろん絶対切れない訳じゃないので注意は必要です。