沖野彫刻

木彫の伝統文化を伝える

【ネット木彫教室】裏だしの仕方

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平ノミ・切り出し・鉋などには裏を平らにするために
凹みが付けてあります。
鑿など使っているうちに平らな部分が減り
凹みにさしかかります。その前に裏押しを
して平らな部分を作ります。

裏が平らでないと、仕上げ研ぎをする時
刃先に砥石が当たりにくくて、結果的に
良く研げなくて、切れが悪くなります。

裏押しの時私はダイヤの砥石を
使っています。本来でしたら金盤を
使うところですが、ダイヤの砥石の
方が手軽で使いやすいです。

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鑿は鉋ほど正確な裏を出さなくても良いので
ここでは安価で入手の楽な
キング1000番を利用して説明します。

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力の入れ方は刃先が多く研げるように
刃先部分に力を入れてください。

柄の部分は重さ分持ち上げる感じです。

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柄の部分を持ち上げすぎて写真のように浮き上がり
刃先だけ研ぐような事の無いようにしてください。

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柄はあくまでも鑿の柄の重さを持つ感じです。
そして鑿が砥石と平らになるくらいの力を
入れてください。実際はこれより多少持ち上げ気味です。

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刃先は、十分に力を入れ柄の部分を支えなくても
良いくらいに砥石に密着させてください。

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この状態で前後させて裏を付けます。
好みにもよりますが、裏の平らな部分の一番狭いところ
(刃先の真ん中)が2.3㎜になるまで研ぎます。

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平らに研ぎ上がったら仕上げと石をかけます。

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写り込みがあり、平らに見れないかもしれませんが
このように研いでください。

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細いのみは、直ぐに凹み部分が無くなり
平らに研ぐ事が難しいです。

慎重に研いでください。

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細い鑿はべた裏になりやすいです。
広めの鑿で練習してから挑戦してください。

どうしてもうまく研げない方は、こちらまでお送りいただければ
裏押しします。1本300円~(税抜、送料別)