沖野彫刻

木彫の伝統文化を伝える

【ネット木彫教室】ボタンの彫り方(後編)

裏彫り・仕上げ彫り

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これより裏彫りに入ります。

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裏彫りとは、葉を薄く見せたり花を丸く見せるために必要な
裏面の彫りです。

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裏面の彫りと言っても、表から彫る量を決めていきます。

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葉の裏を彫ることによって実際には厚みのある葉を見た目は
薄く見えるように彫ります。

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表から、決めた角度を維持しながら裏面の余分の部分を
彫ります。

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この時、葉の形、花の形を彫るのではなく表から見て
見えなくなるように彫ります。

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裏返して、彫るときは表の彫りが痛まないように、
毛布・座布団など衝撃を吸収するように当て物をして彫ります。

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表が、比較的平らでかたかたしないときは、板の上で
彫ることも出来ます。

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裏彫りが終わった時の様子です。


これより、仕上げの作業に入ります。
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仕上げは、ノミで削って叩きで出来た、でこぼこを
消していきます。

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面積が大きい場合はカンナをかけることもあります。

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葉の内側、外側を意識しながら出っ張らしたり、
へっこましています。

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仕上げをかけているところがきれいになっていく様子が
分かると思います。

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葉の動き元から先までスムーズな面を描くように仕上げます。

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角度を変えた写真です。

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この作業を繰り返していくとこのようになります。

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次に、筋を入れていきます。
筋を入れる位置に鉛筆で下書きします。

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鉛筆に合わせて三角のみを入れます。

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叩いた、後の様子です、この筋をさらに
印刀などを使い、仕上げます。

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完成した写真です。

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この彫り物は、茨城県の東城寺に納めました。