商売がうまく行かなくなった時は、彫刻師を辞めます。

私は、高校を卒業してすぐに、師匠の所に住みこみで弟子入りしました。

そして厳しい修行に耐えて、地元に戻ってきました。

その時頭に描いた事は、

「この仕事は、社会的に重要でしっかり受け継いで行く必要があるので

例え仕事が無くなっても、この仕事をやり続ける」と言う状態になった時

「私は彫刻師を辞めます」

なぜかと言うと、仕事が無くなり困難な状況でも、伝統を守る事に意義があるようですが

変化を恐れ、状況改善をしないと

必要とされない

必要が無いから仕事が無くなる

仕事がない、お金がないでは次世代の人間を育てる事が出来ない。

だから、世の中に必要な物を提供出来なくなった時私は彫刻師を辞めます

この覚悟があるから、今の自分に出来る事を精一杯やってきました。

技術を磨く事は当然の事、

同じ物を作るなら、より早く、より綺麗に作る

その時、当然機械も使います。

ただ、機械に合わせて作ってはいけません、ついつい機械に製品を合わせてしまいますが

出来上がりは変えずに、作業工程の中で、どう使ったら仕上がりが良くなり早く作れるかを

常に考えています。

その結果、私独自の加工方法がいくつかあります。

チェンソーをよく使います。

丸鋸を傾斜を付けて使います。

重たい物も加工できるように工夫しました。

仕事をいただくために、飛び込み営業に行きました。

自分のアピールのためにこのホームページを作りました。

作業だけではなく、彫刻刀の販売もしています。

業務の安定のために、カッティングシートの販売もやっています。

様々な勉強会にも参加しています。

それは、彫刻師を続けたい、辞めたくない

この思いがあるから、生き残るために工夫しています。頭を使っています。

変化することを恐れず、この技術を守り受け継いで行きたい

そのために、また新しい事を始めます。

2 Responses to “商売がうまく行かなくなった時は、彫刻師を辞めます。”

  1. でるでる Says:

    日々汗を流しております。真摯な意見に触れましたので、こりゃご返信をと。彫刻と経済は、別な次元ですね。経済は、彫刻以外のところで潤わさないと厳しいのを、通り越しますね。早朝か、深夜の数時間をアルバイトしつつ残りの時間で彫る。そんな形ですることが長い息だと思います。死ぬまでやれるのですから、いそがないでね。でも、現実は忙しすぎて、ぼける暇は、私にもないと思います。他が廃業した結果、さまざまな需要があり、なんでもこなさなくてはならなくなりましたよ。
    なんで、割に合わないのに彫り物をやっているのか・・・それは、生きている限り 自分がつくりつづけたいというおもいですね。好きなものは仕方がないと、あきらめましよう。でも、笑顔で涼しくね。しかし、子供にはいいものをくわせないと 背も心も伸びませんしね。
    当たり前の方法では、無理があります。今日この頃は、廃業した人の倉庫さらえ・・・絵の具、木、人の残してくれたものをごみに替えないで、自分が生かされています。
    中国の実力、見てますよ。いまは、質がよかったら、品をこちらからもっていっても割に合うほど、中国国内ではるかに高額で、購入者がいる時代です。別業は、木工関係より、食品関係・・・生活必需が生き残りの道かな。
    雑貨や、家具ものきなみ 総崩れだし。 金は、こころを広げ、笑顔の元だと思います。

  2. 沖野兼一 Says:

    でるですさんコメントありがとうございます。

    世の中は、常に変化しているので、流れを読みながら生き残りを考えています。
    本業として、彫刻をやることも、仕事を持ちながら、注文に応えることも大変だと思います。

    でも、結局は好きなんですよね。
    好きだから続けたい、大変だけど、楽しいです。

    地元では、同業者はいませんすでに廃業した人ばかりなので
    廃業する、人さえいません。

    今は、凄く急がしので、仕事をやってもらえる仲間が欲しいです。
    地道に弟子を育てて行きたいと思います。

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